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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生55巻8号

1991年08月発行

特集 対がん総合戦略の発展

がん治療とクォリティ・オブ・ライフ

著者: 武田文和12

所属機関: 1埼玉県立がんセンター病院 2がん疼痛とクォリティ・オブ・ライフに関するWHO指定研究協力センター

ページ範囲:P.538 - P.542

文献概要

■はじめに
 Quality of life(QOL)という和訳しにくい言葉は,社会学の領域で日常生活を本人がどう感じているかを表すとき使われてきた言葉である.生きていることの意味,あるいは価値観には個別性があるたあ,QOLは第三者の考え方により評価されるのではない.病人となったときのQOLも本人の主観に基づいてとらえるもので,QOLの良否の基準を医療側で一律に決めるべきではない.しかし,それぞれの患者に共通している事項も多いので,がん患者のQOLの向上を目的に医療が実施できることは少なくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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