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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生55巻8号

1991年08月発行

文献概要

保健行政スコープ

育児休業法の概要

著者: 瀬上清貴1

所属機関: 1労働省労働基準局中央労働衛生

ページ範囲:P.585 - P.587

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●はじめに
 平成3年5月15日,第120通常国会で「育児休業等に関する法律」が成立した.
 この法律は,男女の差なく育児休業に関する制度を設けること等により,子を養育する労働者の雇用の継続を促進し,もって労働者の福祉の増進を図り,あわせて経済および社会の発展に資することを目的とするものである.そしてこの法律の施行は平成4年4月1日からとされている.
 その背景には,育児と就業に関する労働者の意識等の変化に対応して,子を養育する労働者の雇用の継続を促進し,あわせて次代を担う者の健全な育成に資するため,育児休業に関する制度を設けるとともに,子を養育する労働者の勤務時間等に関し,事業主が講ずべき措置を定める必要が生まれてきたこと等があったと考えられる.
 本稿は同法の概要を解説すると共に,その背景の各種データを紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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