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特集 日本の人口・世界の人口
現代の人口問題—世界と日本
著者: 河野稠果1
所属機関: 1厚生省人口問題研究所
ページ範囲:P.8 - P.12
文献購入ページに移動世界の人口問題を一言でいえば,急速な人口増加問題である.国連人口部の推計によれば,1991年現在の世界人口は53億8,533万で,ざっと54億である1).世界人口が50億になったのは1987年であったが,50億の半分の25億であったのは1950年であった.したがって,37年間に世界の人口は倍になるという急速な人口増加ぶりである.そこで,25億の半分の12.5億であったのはいつだったかを調べてみると,デュラン(John D Durand)の推定によれば1850年頃であり,その期間人口が倍になるのは100年もかかっている2).こうしてみると,第二次世界大戦後に人口増加が急に速くなったのを知ることができる.
表1に,1990年に国連がまとめた世界人口推計を掲げた.これによると,世界人口はすでに述べたように1950年には25億であったが,1960年には30億,1975年には40億に達している.1990年には53億で,すでに1950年の25億の倍を超えている.さて,それでは将来はどうなるかというと,2000年には62億6000万,2025年には85億に達すると予測している.
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