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文献概要
保健婦活動—こころに残るこの1例
予期せぬAさんの思い
著者: 永山さなえ1
所属機関: 1那覇市中央保健所
ページ範囲:P.214 - P.214
文献購入ページに移動S町に赴任当日,5人の精神障害者の引き継ぎ訪問の中にAさんはいた.中学校の美術の教師をしていて発病したAさんは47歳.4人兄弟の2番目で,そのうちの3人が精神障害者である.弟と二人,生活保護を受けて暮らしていたため,前任保健婦は訪問計画を重点的に立てていた.しかし,関わりを持って7カ月ほどで「自分は病気ではない」と内服を中断し,弟に暴力を振るって警察の手を借り入院となった.その後私は1年間育児休業をとり,昭和59年職場復帰をした.そして初めてのデイケアに,Aさんも近所の民生委員に誘われ初めて参加していた.
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