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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生56巻5号

1992年05月発行

文献概要

調査報告

青少年期の運動習慣の成人期の血圧および呼吸機能に対する影響

著者: 成瀬優知1 鏡森定信1 柳川洋2

所属機関: 1富山医科薬科大学保健医学講座 2自治医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.363 - P.368

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●緒 言
 高血圧は心血管系疾患の主要な危険因子である.また呼吸機能も肺および心臓疾患の発症や,種々の死亡に関連している1).このため青年期以降の成人病の第一次予防として,地域や職域において様々な活動が行われている.運動に関する諸活動もその一つである2)
 わが国の学校教育の中で,特に中学校,高等学校では活発なクラブ活動がなされている.このことは将来における適度で,かつ継続的な運動習慣への重要な動機付けの一つとしてもとらえられるであろう.
 本研究では,この青少年期の運動の実施状況をとらえ,それを現在の身体状況との関連の中で検討した.すなわち青少年期の運動の影響を,現在の血圧値および呼吸機能という指標で評価した.このことにより,健康増進活動としての青少年期の運動実施の意義を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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