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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生56巻5号

1992年05月発行

文献概要

調査報告

糖尿病スクリーニング検査法としてのフルクトサミンの基礎的検討

著者: 友岡裕治1 石光寿幸2 鳥巣要道2 中村はま子3 渡辺美和3 上和田幸子3 簑原厳3 今村英夫4

所属機関: 1福岡県三井保健所 2九州大学第一外科臨床免疫研究室 3久留米保健所 4中村学園大学

ページ範囲:P.369 - P.371

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 一般住民に対して行われている老人保健法に基づく検診において,糖尿病スクリーニングに用いられる検査法としては,尿糖,早朝空腹時血糖値などがよく知られている.一方,我々が実施している住民検診は,通常,午前,午後を通して実施することが多く空腹時血糖値がいつも得られるわけではなく,変動の大きな食後血糖で代用せざるを得ないことも多い.これらの検査法も含め,糖尿病スクリーニングに用いる検査法として,何が一番効果的であるかは未だ結論は得られていない現状である.
 今回,我々は,尿糖,随時血糖値,フルクトサミン(以下FAと略す)の各検査項目について検討を加え,効果的な糖尿病スクリーニングのための基礎的な若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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