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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生56巻7号

1992年07月発行

文献概要

保健行政スコープ

老人診療報酬の改定と在宅医療の新展開

著者: 石塚正敏1

所属機関: 1厚生省大臣官房老人保健福祉部老人保健課

ページ範囲:P.513 - P.516

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1.はじめに
 平成2年4月から2年ぶりに診療報酬の改定が行われ,この4月1日から実施された.マスコミ等で周知のとおり,今回の診療報酬の改定率は平均5.0%の引き上げ(薬価の引き下げ分を差し引いた実質引き上げ率で2.5%)という,昭和56年以降では最高の引き上げ幅となっている.
 老人診療報酬は,社会保険診療報酬の仕組みの中で特に老人医療において政策的に取り上げるべき事項について特掲して点数を定めているものであり,昭和58年の老人保健法の施行以来,この点数体系がとられているが,特掲項目以外については社会保険診療報酬に従って支払いが行われている.
 今回の老人診療報酬の改定においては,公衆衛生活動と密接な関連を有する在宅医療に関する事項も多く含まれているので,これを中心に改定の概要を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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