icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生56巻8号

1992年08月発行

文献概要

特集 21世紀に向けたヘルスマンパワー計画

ヘルスマンパワーのニードと将来像—精神保健相談員

著者: 三代浩肆1

所属機関: 1神奈川県衛生部保健予防課

ページ範囲:P.538 - P.541

文献購入ページに移動
◆これまでの保健所精神保健活動
 保健所における精神保健活動が積極的に行われるようになって,すでに4半世紀が経過した.そして,精神保健の業務に従事する職員として「精神保健相談員」を配置できるようになったが,専任精神保健相談員の配置を含むマンパワーの充足は,今日なお十分なものではない.しかし,各保健所では保健婦や精神保健相談員によって,これまでに様々な工夫と実践が繰り広げられ地域精神保健活動は拡充してきた(表1).
 昭和40年代の保健所精神保健活動の中心は,精神障害者の疾病性に着目した,早期発見や早期入院治療の促進を図った時期と言ってよかろう.そこで展開された方法は,ケースワークを主とする個別援助活動で,精神障害者の自己決定を可能なかぎり追求しようとする接近であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら