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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻1号

1993年01月発行

文献概要

進展する地域医師会の公衆衛生活動 江津市医師会の小児成人病の予防調査・3

3年間の調査の結果と今後の課題

著者: 森正三1

所属機関: 1島根県江津市医師会

ページ範囲:P.62 - P.63

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1)高コレステロール血症の頻度
 この3年間に検査を受けた児童・生徒の実数は表1のとおりである.児童・生徒数もわずかではあるが年々減少しており,この地域の若年者が減少していることを示している.受診者は小学生でほぼ100%,中学生でも100%近い数字を残している.また,1991年の管理区分別実数は表2のようになっている.以下に3年間にわたって行われた調査の結果を簡単に紹介しよう(「江津の学校保健第4号」より).
(1)血清総コレステロール値:加齢による変動は男女とも小学1年から小学6年にかけ上昇傾向を示し,中学に入り低下し,すべての学年で女子のほうが高い.とくに1991年の中学3年女子は異常に高い平均値を示している(179.4±24.3).血清コレステロールは小学生が中学生より平均値が高く,女子が男子より平均値が高くなっている.全国レベルの調査と比較すると10〜5mg/dlと高い(表3).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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