icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻1号

1993年01月発行

文献概要

報告

神戸市兵庫区における結核新登録患者の実態

著者: 岩佐幸男1

所属機関: 1前神戸市兵庫保健所

ページ範囲:P.70 - P.75

文献購入ページに移動
●はじめに
 近年,結核予防対策,抗結核薬の開発および生活水準の向上等により,結核の蔓延状況は過去に比べ著しく改善しつつある.しかし,ここ数年は種々の結核に関する指標は横ばい状態であり,まだ数多くの問題が残されている.
 神戸市は昭和62年以降,結核患者の有病率,罹患率が全国2位と高く,神戸市の中でも兵庫区は昭和62年から新登録患者数および新登録患者の感染性患者数,罹患率,有病率のすべてにおいて最も高い値を示している.
 社会全体として,結核に対する関心が低下するなかで,保健所の結核対策を再検討するため,神戸市兵庫保健所では平成2年の新登録患者の実態調査を実施し,その実情をふまえた今後の進め方に参考となる結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら