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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻11号

1993年11月発行

文献概要

特集 産業保健と専門職の役割

作業環境測定士

著者: 木村菊二1

所属機関: 1労働科学研究所

ページ範囲:P.774 - P.776

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■はじめに
 労働安全衛生法第65条では,有害な業務を行う屋内作業場など一定の作業場について作業環境測定を行うべきこと,およびその測定を労働大臣が定めた作業環境測定基準に従って行うべきことを定めている.この測定基準に従って適正に作業環境測定を行うためには,施設と労働者との関係を考慮に入れながら,単位作業場所の範囲,測定点,測定時間帯などを適正に設定することが必要なことであり,また,分析の実務に当たっては高度の知識と技術を持った者がこれを行うことが不可欠なことである.
 この測定技術の質を一定のもの以上に保つため,作業環境測定法では作業環境測定士という資格を定め,一定の技術水準を有する作業環境測定士に測定を行わせることにより,個々の測定の質を確保することにしているのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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