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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻11号

1993年11月発行

文献概要

新しい保健活動の視点

高槻保健所における保健福祉推進室活動—保健と福祉の連携に向けた試み

著者: 真野元四郎12

所属機関: 1川崎医療福祉大学 2前大阪府高槻保健所

ページ範囲:P.799 - P.803

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◇はじめに
 高齢化社会の進展や府民の生活様式の変化などから,複合化する府民のニーズに的確に対応するべく,大阪府では,民生部と衛生部を再編し,行政機構の改革を行った.この行政機構の改革に伴い,昭和62年11月,「保健福祉医療監」および「保健福祉政策室」を設置した.そして,福祉施策を所管する福祉部および保健・医療施策を所管する環境保健部の両部にまたがる横断的調整機能を「保健福祉医療監」および「保健福祉政策室」に持たせた.
 社会経済,人口,生活,さらには疾病等の構造変化に伴い,(1)保健,医療,福祉の連携による政策課題への積極的対応,(2)保健,医療,福祉に関する情報の府民への総合的提供,(3)地域における保健,福祉,医療サービスの総合的展開等を行政課題としてあげ,これらの政策推進拠点を保健所に求め,昭和63年4月,保健福祉推進室を大阪府下22保健所に設置した.
 保健福祉推進室業務の展開も6年目を迎えている.保健福祉推進室の業務内容は,当然のことながら全保健所共通ではあるが,その展開の方法や形態あるいは重点課題等については府下22保健所様々である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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