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文献概要
保健活動—心に残るこの1例
精神障害者の社会復帰にはたす家族の役割
著者: 松並順子1
所属機関: 1福井県鯖江保健所
ページ範囲:P.879 - P.879
文献購入ページに移動訪問するとM氏は不在で父と弟夫婦が在宅していた.M氏は保健婦の訪問を拒否し,朝いつもより早く起きて出かけてしまったとのこと.父がM氏の状況を話す.地元大学卒業後教員となったが2年で退職,その後自閉的生活を送る.M氏は緊張感強く音に敏感.食事も高級料理店で食べている雰囲気で息詰まるため,別々にしている.外では道の隅を下を向いて歩き,人と視線を合わせない.2人暮らしのため何かとM氏のことが目につくため,生活時間帯をずらしている.M氏はプライドが高く扱い方に苦慮している様子.次回訪問日を約束する.2回目の訪問ではM氏が在宅しており,拒否感はなかった.
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