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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻12号

1993年12月発行

報告

1,5-アンヒドログルシトールを用いた糖尿病スクリーニング法の予備的検討

著者: 友岡裕治1 筒井博之2 今村英夫3 中村はま子4 鳥巣要道5 森山善信6

所属機関: 1福岡県黒木保健所 2福岡県三瀦保健所 3中村学園大学 4福岡県久留米保健所 5九州大学第一外科 6小都市健康課

ページ範囲:P.890 - P.892

文献概要

●はじめに
 平成4年度から始まった保健事業第3次計画で新たに糖尿病への予防対策が強化されたが,現在用いられている糖尿病の検査法としては尿糖・血糖のみである.われわれは,フルクトサミンと随時血糖の組み合わせがある程度糖尿病および境界型のスクリーニングに有用な感触を得,すでに発表した1)
 今回は,糖尿病の治療前にその血清濃度が低下し,糖尿病治療後に血清濃度が増加するという極めてユニークな特徴を持ち,糖尿病の診療に有用と考えられている1,5-アンヒドログルシトール(1,5-anhydroglucitol以下AGと略す)について,糖尿病をスクリーニングするための検査法として用いることができるかどうかの予備的な検討を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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