icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻2号

1993年02月発行

文献概要

報告

離島医療における臨床検査—沖縄県波照間島の調査から

著者: 小林廉毅1 上原鳴夫2 下杉彰男3

所属機関: 1帝京大学医学部公衆衛生学教室 2国立病院医療センター国際医療協力部 3国立病院医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.146 - P.149

文献購入ページに移動
1.はじめに
 昭和40〜50年代の全国医学部の整備により,医師総数は急速に充足しつつあるが,その地域格差は依然として残っている.わが国の僻地医療は,厚生省や地方自治体等の努力が一定の成果を上げたとはいえ,いまなお深刻な状況にあると言えよう1).今後も医療従事者の確保は積極的に取り組むべき課題であり,僻地従事者を支える諸システムの整備はさらに強化される必要がある2).我々は支援システムの一環である離島の臨床検査態勢について,平成3年5月に,沖縄県波照間島診療所と後方支援病院を調査する機会を得たので,その現状に考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら