icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻3号

1993年03月発行

文献概要

発言あり

同居

著者: 可児和子1 張知夫2 安田千代子3

所属機関: 1国立秩父学園 2大阪府立看護短期大学 3元大森日赤病院看護部

ページ範囲:P.153 - P.155

文献購入ページに移動
「2人から5人へ,そして……」
 私たちが「同居」を始めてからもう20数年たつ.一緒に生活するが普通の結婚,入籍という形をとりたくない,というのが二人の一致した意見だった.「今までの名前を捨てて相手の名前を名のることは,相手の所有物になるようだ.自分は自分の名前で生活し仕事をしてきたし,これからもそうしたい.対等な関係を築きたい」という気持ちだった.このような考え方に至ったのは,当時の大学闘争の影響が大きかったのかもしれない.
 彼は保健所の心理相談員などの仕事,私は障害児収容施設の職員として,二人とも変則的な仕事のため,すれちがいの多いスタートだった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら