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発言あり
同居
著者: 可児和子1 張知夫2 安田千代子3
所属機関: 1国立秩父学園 2大阪府立看護短期大学 3元大森日赤病院看護部
ページ範囲:P.153 - P.155
文献購入ページに移動私たちが「同居」を始めてからもう20数年たつ.一緒に生活するが普通の結婚,入籍という形をとりたくない,というのが二人の一致した意見だった.「今までの名前を捨てて相手の名前を名のることは,相手の所有物になるようだ.自分は自分の名前で生活し仕事をしてきたし,これからもそうしたい.対等な関係を築きたい」という気持ちだった.このような考え方に至ったのは,当時の大学闘争の影響が大きかったのかもしれない.
彼は保健所の心理相談員などの仕事,私は障害児収容施設の職員として,二人とも変則的な仕事のため,すれちがいの多いスタートだった.
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