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特集 環境保全の地域政策
環境モニタリング・システム
著者: 堀悌二1
所属機関: 1北九州市環境衛生研究所
ページ範囲:P.253 - P.256
文献購入ページに移動日本における環境保全の歴史を振り返ると,昭和40〜50年代の前半には,激化した産業公害対策,貴重(希小)な自然の保護対策が主要なテーマであったが,昭和50年代後半〜60年代には,都市・生活型公害対策,トータルな環境の保全,快適環境・アメニティの創造,そして身近な自然の保全・創造へとその対象が幅広く変化してきた.さらに,最近では,環境問題を地球的規模でとらえて議論することが盛んに行われるようになった.
このように,環境保全の問題は20〜30年前に比べるとその対象とする範囲が大きく変化してきたとはいえ,それぞれの事象を解析し,対策を立てる上で基礎となる最も大切な仕事は環境モニタリングである.
以下,環境モニタリングの実情と今後の課題について,私見を述べさせていただく.
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