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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻7号

1993年07月発行

文献概要

発言あり

私の夏休み

著者: 大國美智子1 瀬上清貴2 相馬宏敏3

所属機関: 1大阪府立大学 2青森県環境保健部 3宮崎県日南保健所

ページ範囲:P.449 - P.451

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「楽しみながら学ぶ」
 「夏休み」は,日頃の忙しさの中でためてしまった仕事を消化するのに便利な期間である.1学期にできなかったいろいろのことが一度にはかどるし,研究では,学生や大学院生が真剣に手伝ってくれて,しかも学生たちと心から打ち解け合える絶好のチャンスとなる.
 しかし,数年前,友人からそのような働き蜂は要注意だとの手紙をもらった.友人は,働き蜂で夏を過ごした後,疲労感が顕著で受診したところ,「危険な不整脈が認められるので,秋からは半人分の仕事しかするな」と内科医から指導を受けた.それにもかかわらず,友人は休む暇なく仕事を続け,ついに心筋梗塞の発作まで起こしてしまったのである.幸い,一命はとりとめたが,手紙には,「医者の不養生,公衆衛生マンの予防軽視はやめたほうがいい」と付け加えてあった.以来,筆者は,“夏休みぐらいは,おおらかに遊んで過ごしたほうがよい”と考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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