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ラオス難民におけるB型肝炎ウイルスの侵淫状況
著者: 中田進1
所属機関: 1国立医療センター国際医療協力部
ページ範囲:P.516 - P.517
文献購入ページに移動東南アジアはB型肝炎ウイルス(HBV)の侵淫地域として知られているが,長く続いた紛争のためラオスでの疫学状況は不明のままであった.国境を接するベトナムでは,ある程度の調査が行われ,HBVが高率に侵淫していることが判明している.今回の調査は,対象者の数の問題,難民を構成する民族の状況が不明である点など,ラオスの一般人口におけるHBVの感染状況を直接示すものとは言えないかもしれないが,資料として一つの情報を提供するものとはなろう.
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