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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生57巻8号

1993年08月発行

文献概要

調査報告

一人暮らし高齢者の食生活の実態

著者: 吉田繁子1

所属機関: 1岡山県立大学保健福祉学部栄養学科

ページ範囲:P.592 - P.596

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●はじめに
 国または地方自治体による一人暮らしの高齢者に対する,健康の維持を志向した食生活自立への援助,指導は完全なものとはいえず,一人暮らし高齢者の食生活には多くの問題点が見られる1,2).鈴木ら2)は健康な高齢者自身による食事準備を推奨しているが,筆者も食品選択,入手,献立,調理,配膳の過程を通して頭と体を使うことは食欲を増し,社会的刺激を得,また生活のリズムを作ることになるため,一人暮らし高齢者が自分のことが自分でできる間は,自分の食事は自分で準備するほうが高齢者自身にとってよいと考える.そこで本研究は一人暮らし高齢者が,長年暮らしてきた地域で自分で食事づくりをしながら,健康を維持しつつ,できるだけQOLの高い生活をめざすために,食生活面ではどのような問題点があるのか,指導指標を得るため実施したものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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