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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻10号

1994年10月発行

文献概要

特集 歯科保健医療の動向

8020運動の推進

著者: 網元愛子1

所属機関: 1日本歯科衛生士会

ページ範囲:P.705 - P.707

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◆はじめに
 8020運動の達成は,21世紀に入ってからと予測されている.今世紀の前半と後半とでは,大変な社会の変貌が起こった.この変貌は21世紀にはさらに加速され,途方もない技術社会が到来するにちがいないと思っている.
 筆者は患者を通して,「生活抜きの歯科」はあり得ない,また,患者については「全身の健康を抜きには『はなし』にならない」ことを学び,さらに,口腔保健は健康→生活→文化である.患者対策は,特に歯科にこだわらず考察することが必要である.医学(歯学)は歴史的に見れば人類の文化史である,ということを経験から会得した.そこで8020運動の戦略についても,単に歯科領域からだけで問題をとらえるのではなく,国民の生活,日本の文化,社会から考察していくべきであろうと考える次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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