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21世紀への食品保健行政
FAO/WHO合同,食品規格計画とわが国の食品保健
著者: 鈴木康裕1
所属機関: 1厚生省生活衛生局食品保健課
ページ範囲:P.719 - P.722
文献購入ページに移動国民の食生活の多様化やわが国の経済発展・円高に伴う購買力の向上,食品の国際貿易の増加などを背景として,輸入食品が食卓に上る機会が増加している.
輸入食品については,国民の食生活の選択肢を広げたり,食料価格の高騰を防ぐという利点はあるが,輸出国の食品添加物や残留農薬に関する規制制度のわが国との違い,食品の衛生管理がわが国ほど徹底していない国々からわが国への食品輸出など,留意すべき点も多い.
本稿では,こうしたわが国の食品輸入の現状と対策,安全な食品の国際流通に関してFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で進めている食品規格計画が果たす役割について述べる.
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