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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻10号

1994年10月発行

文献概要

活動レポート

動物愛護センターにおける子犬の集団飼育方法

著者: 伊藤幹男1 青木誠1 水野忠信1

所属機関: 1名古屋市動物愛護センター

ページ範囲:P.726 - P.729

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 動物愛護センターでは名古屋市内で捕獲された抑留犬,あるいは市民が飼育しきれずに保健所へ持参した引取犬の中から,健康で性格のよさそうな生後1.5〜2ヵ月の子犬を選別し,常時約50〜60頭を集団飼育している.これらの子犬はセンター内のふれあい広場の主役として,あるいはイベント会場や幼保育園で行う移動ふれあい教室で活躍し,市民に大変かわいがられている.センターの来館者は年々増加し,休日は1日で1,200人を数える日もあり,ふれあい広場(午前10時〜11時30分,午後1時30分〜4時,月曜日休館)は大盛況である.また移動ふれあい教室は春秋を中心に年間約20回実施しているが,開催の要望は年々増加している.子犬は生後約3ヵ月になると,毎月ほぼ2回開催している子犬を差し上げる会で毎回10〜15頭を市民に譲渡している.平成4年度には333頭の子犬を譲渡したが,譲渡希望老は子犬頭数の3〜4倍で,市民の需要には到底追いつかない状況である(表1).
 一方,本市の抑留犬および引取犬は年々減少しており,子犬を選別する際の幅は非常に狭くなっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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