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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻11号

1994年11月発行

文献概要

特集 水と公衆衛生

MAC21計画における新浄水システムの開発

著者: 国包章一1 眞柄泰基2

所属機関: 1国立公衆衛生院水道工学部水道計画室 2国立公衆衛生院水道工学部

ページ範囲:P.763 - P.766

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◆はじめに
 精密ろ過膜および限外ろ過膜を用いた膜ろ過法による浄水処理が,いま非常に注目されている.水道の分野では膜ろ過浄水処理技術に関する研究が積極的に進められており,簡易水道などの小規模水道においては,近いうちに膜ろ過施設が本格的に導入されるようになる見込みである.水道での膜ろ過法の導入は,単に浄水処理にとどまらず,将来的には社会基盤施設としての水道システムそのものにまで,画期的な変化をもたらすことが予想される.それゆえ,水道における膜ろ過浄水処理技術の開発は,今後の水道のあり方を左右する重要な意味を持つものといえよう.
 ここでは,水道における膜ろ過技術開発の意義,および厚生省による膜ろ過浄水処理技術開発プロジェクトの概要などについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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