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特集 水と公衆衛生
活性炭処理による浄水システム—茨城県潮来町田の森浄水場
著者: 小沼一彦1
所属機関: 1茨城県潮来町田の森浄水場
ページ範囲:P.771 - P.774
文献購入ページに移動今年の夏は記録的な猛暑のため,日本全国で渇水状態が続いた.特に西日本では,水道の取水制限から時間給水にまで至る社会問題となり,改めて文化的な生活に占める水道の重要性・大切さがクローズアップされた.水道法の第1条に「清浄にして豊富低廉な水の供給を図る」という文章が示されているが,私たち水道事業に携わる者にとって常日頃必ず頭の隅にある言葉である.
日本で近代水道が始まって百年余りが過ぎたが,環境汚染は水質の悪化をもたらし,水道においてもそれまでの浄水処理から,現在は高度浄水処理の時代に入ろうとしている.私たちは,地域住民の健康で安全な生活を維持するたあに,新たな水道の歴史を作る必要があると思われる.
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