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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻12号

1994年12月発行

文献概要

特集 生活習慣と健康

生活習慣と健康—運動

著者: 内藤義彦1 飯田稔1

所属機関: 1大阪府立成人病センター

ページ範囲:P.852 - P.855

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◆はじめに
 本稿では,まず健康と運動(身体活動)との関連について触れる.次に,日常生活の中に運動習慣を組み込むことが困難な状況をいかに打破するか,本人および指導・援助する側としての心構えや対応を論じる.最後に,必ずしも運動指導を中心にしていないが,生活習慣の改善を目指した肥満解消プログラムの事例を示しつつ,生活指導の効果を評価する必要性,集団を基盤とした健康づくりの重要性について触れたい.なお,運動という用語は多義的で,一般には「体育・保健のために身体を動かすこと」(広辞苑)で身体活動の一部分として用いられる.われわれは労働による身体活動や通勤,買い物などの日常生活の中における身体活動も重視し,こうした身体活動量も積極的に増やすことを奨励する立場をとっている.以下の文中では,「運動」を「種々の身体活動量を積極的に増加させる行動様式」として拡大解釈した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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