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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻2号

1994年02月発行

文献概要

疾病対策の構造

(1)地域保健の基盤構造

著者: 倉科周介1

所属機関: 1東京都立衛生研究所

ページ範囲:P.126 - P.131

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 昔から病気はいつも人生の迷惑きわまる道連れだった.それは人々から生きられるはずの時間を無差別に奪って,“早すぎる死(premature death)”を量産してきた.平均的な人生の長さが50年だったのはさほど遠い過去のことではない.だが,いまや日本は世界で最長寿の国の一つになった.われわれの日常生活に落ちる病気の影は,いつしか薄らいでいたのである.どうしてそれは達成されたのか.医学の果たした役割も含めて,改めて疾病対策,特に地域保健の概念を考え直してみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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