icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻7号

1994年07月発行

文献概要

特集 母子保健と福祉

乳幼児の健全育成への新たな展開に向けて

著者: 田中邦代1

所属機関: 1前香川県丸亀保健所

ページ範囲:P.489 - P.492

文献購入ページに移動
◆はじめに
 母子保健法が制定されて約30年になるが,「乳児死亡の改善」を大きな目標に各県・地域で様々な取り組みがなされ,本県においては,よい子を生み育てる対策室の設置,母子愛育班の育成など多くの事業が実施され,その結果,乳児死亡率をはじめとした各種指標の改善がみられた.このような成果は,一朝一夕にして成し遂げられたものではなく,医療技術の進歩や生活環境の改善等のほか,私たちの先輩の努力の賜物である.
 しかし,近年,人口の高齢化により「老人保健」,「在宅ケア」等の対策が急務となり,医療・福祉・保健の連携のもとに多くの施策が実施されようとしている.
 このような現状の中で,母子保健について,今一度活動を見直し,将来を担う子どもたちをいかにして健やかに生み育てていくか,そして地域における保健所保健婦の役割はどこにあるのか等を本県独自の「乳幼児保健指導事業」をとおして考えてみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら