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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻7号

1994年07月発行

文献概要

シンポジウム リハビリテーションと保健活動—障害の受容をめぐって

5)QOLとリハビリテーションの関係から

著者: 大川弥生1 上田敏1

所属機関: 1帝京大学市原病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.505 - P.509

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 リハビリテーションとは機能回復ではなく,本来人間らしく生きる権利の回復,すなわち「全人間復権」を目指すものであり,具体的にはQOLの最大限の向上が究極の目標である.そしてこのQOLは表1に示すような構造を成しているが,客観的QOLと主観的QOLのどちらか一方ではなく,その両者ともに重要である.そして障害の受容は,特にこの主観的QOL向上のためのまさに決定的な要因といえる.本稿では障害の受容について,特にリハビリテーションにおけるQOLの位置づけを明確にしながら論じることとしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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