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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻7号

1994年07月発行

文献概要

調査報告

建設土木作業員共同宿舎に多発した結核症例の検討

著者: 京極新治1 森亨1 尾形英雄2 渡辺タヱ子3 阿部千代治1 高橋光良1

所属機関: 1結核予防会結核研究所 2結核予防会複十字病院 3朝霞保健所新座支所

ページ範囲:P.515 - P.519

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●はじめに
 わが国の結核罹患率の減少速度に鈍化傾向がみられるようになってすでに数年になるが,一般住民において結核は過去の病として忘れさられようとしているばかりでなく,医療従事者の間でも認識が低下してきていると言われている.一方において,未感染の感受性者は近年増加してきており1),集団発生の報告が散見される2〜8)現状である.今回われわれは,某建設土木作業員共同宿舎において多発した結核症例について調査する機会を得た.症例個々の検討に加え,いわゆるハイリスク集団での発生という観点から,今後の対策も含めて考察したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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