icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生58巻8号

1994年08月発行

文献概要

連載 地域精神保健の展開—精神保健センターの活動から・8

精神障害者の社会復帰から社会参加へ—長野県精神保健センター

著者: 宮尾美代子1 上島求1

所属機関: 1長野県精神保健センター

ページ範囲:P.569 - P.572

文献購入ページに移動
【はじめに】
 長野県精神保健センター(以下,センター)は,1972年10月に開設された.職員数は現在15人であるが,開設当初は8人であった.
 センターの特徴を挙げると以下のとおりである.
(1)開設当初から診療所機能を有し,相談のみではなく狭義の治療も行ってきた.
(2)成人精神保健だけではなく児童精神保健にも力を入れ,開設当初より乳幼児から老人まで幅広く,ライフサイクルに応じた精神保健に取り組んできた.
(3)県の要請で,1985年から自閉症様児者の相談・療育を実施してきた.この実施に当たり職員が増えたことで,全体の活動に,柔軟性と幅を持たせることができた.
(4)開設当初から,保健・医療・福祉・教育・労働・当事者団体等,精神保健に関係する広範な機関の人たちを対象に技術協力・研修を行ってきた.研修等を共にすることで,各機関相互の様子が理解でき,このことが現在各地で進あられているネットワークづくりを容易にしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら