文献詳細
特集 高度化された食品・栄養システムの現状と課題
文献概要
日本人の「胃袋」は20年ほど前のオイルショックの前後に飽和状態に達している.つまり,オイルショック時代以降の日本人のカロリーの摂取量および蛋白,脂肪,炭水化物の摂取量は大きく変化していないということである(図1).あえて栄養学的に問題を上げれば,カルシウム,ミネラルと一部のビタミンなどである.
他方,この20年間に経済は大きく成長し,食に関する支出は年々増加してきた.これを巨視的にみると,世界の農業はこの20〜25年の間に約5割の増加という反収の増加を実現している.これは,この間の人口の増加率4割を大きく上回る数字である.
他方,この20年間に経済は大きく成長し,食に関する支出は年々増加してきた.これを巨視的にみると,世界の農業はこの20〜25年の間に約5割の増加という反収の増加を実現している.これは,この間の人口の増加率4割を大きく上回る数字である.
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