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特集 公衆衛生/予防医学と分子生物学
癌の予防と早期発見へのアプローチ—癌の分子疫学
著者: 津金昌一郎1
所属機関: 1国立がんセンター研究所支所臨床疫学研究部
ページ範囲:P.829 - P.831
文献購入ページに移動癌研究に分子生物学が導入されて以来,癌が遺伝子の異常により引き起こされる病気であるという実態が解明されてきた.しかしながら,その成果が日常社会における癌対策にいかに貢献し得るかということについては未知の部分が多く,“がん生物学”の進歩のみで終わらせないためにも,細胞レベルで行われてきた分子生物学的知見の集積を個体や集団レベルに適応させていかなければならない.
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