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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生59巻2号

1995年02月発行

文献概要

特集 労働によるストレスと健康

労働によるストレスの評価法

著者: 小林章雄1

所属機関: 1愛知医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.89 - P.93

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はじめに
 労働によるストレスの評価はしばしば困難である.それは,(1)ストレスについての基本的な考え方(概念)の不一致や混乱がある,(2)労働によるストレスの主要な部分を占める心理・社会的な要因の測定には種々のバイアスが不可避であり,客観性に乏しいと考えられがちである,(3)無数に測定法があり,頻繁に改訂される上,特定の職務や作業に固有な測定項目が多く,標準化・一般化が困難である,(4)ストレス要因とその影響との関連についての病因論的メカニズムが未解明であり,手がかりに乏しい,などの理由による.以下では,これらの点を整理しつつ,労働によるストレスの評価法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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