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筋萎縮性側索硬化症患者の療養の現状と課題
著者: 豊浦保子1 水町真知子1 黒田研二2
所属機関: 1日本ALS協会近畿ブロック 2大阪大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.145 - P.148
文献購入ページに移動筋萎縮性側索硬化症(以下,ALS)は,運動ニューロンが侵され全身の筋肉の萎縮がおこる,進行性で原因不明の難病である.四肢の筋肉のみならず,嚥下や発語,呼吸の機能も侵され,食べることも,話すことも,呼吸をすることも障害されるため,難病の中で最も過酷な病気だと言われている.
日本ALS協会近畿ブロックは,患者・家族,遺族,医療・保健等の専門職や一般ボランティアが参加する団体として1988年9月に設立された.設立4年目を迎えた1992年秋,ALS患者の闘病生活の現状を把握することを目的にアンケート調査を行った.その結果から,ALS患者の療養の現状と課題を報告したい.
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