icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生59巻2号

1995年02月発行

文献概要

報告

筋萎縮性側索硬化症患者の療養の現状と課題

著者: 豊浦保子1 水町真知子1 黒田研二2

所属機関: 1日本ALS協会近畿ブロック 2大阪大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.145 - P.148

文献購入ページに移動
はじめに
 筋萎縮性側索硬化症(以下,ALS)は,運動ニューロンが侵され全身の筋肉の萎縮がおこる,進行性で原因不明の難病である.四肢の筋肉のみならず,嚥下や発語,呼吸の機能も侵され,食べることも,話すことも,呼吸をすることも障害されるため,難病の中で最も過酷な病気だと言われている.
 日本ALS協会近畿ブロックは,患者・家族,遺族,医療・保健等の専門職や一般ボランティアが参加する団体として1988年9月に設立された.設立4年目を迎えた1992年秋,ALS患者の闘病生活の現状を把握することを目的にアンケート調査を行った.その結果から,ALS患者の療養の現状と課題を報告したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら