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特集 医療の機能分化と連携
病院の機能分化の必要性と機能連携の促進
著者: 岩﨑榮1
所属機関: 1日本医科大学医療管理学
ページ範囲:P.165 - P.168
文献購入ページに移動わが国において病院とは,医療法の規定では,「医師または歯科医師が,公衆または特定多数人のため医業または歯科医業をなす場所であって,患者20人以上の収容施設を有するものをいう」と定義されている.
機能的には収容機能を持つことで特徴づけられているのが病院ということになる.ここで,断っておくが,「収容」という用語の使用についてであるが,語源的にも,語調(イントネーション)やニュアンスからも,少なくとも病院の機能として使う言葉としては必ずしも適切とは思えない.何となれば,患者を収容するのではなく,患者さんに入院していただくわけであるから,今後は収容機能のことを入院機能と呼称することとする.したがって,病院とは専ら入院機能を有する施設ということになる.
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