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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生59巻5号

1995年05月発行

保健行政スコープ

コレラ流行と空港検疫業務について

著者: 淺沼一成1

所属機関: 1厚生省生活衛生局食品保健課検疫所業務管理室

ページ範囲:P.366 - P.368

文献概要

1.はじめに
 平成7年2月に入り,わが国のコレラ感染者数は大幅に急増した.その多くは,インドネシア・バリ島からの帰国者である.
 平成7年3月9日現在,コレラ患者数は218名である.実質1カ月余りという短期間のうちに,これだけのコレラ感染者数が確認されたのは,わが国の近年の防疫史の中でも異例のことであり,現時点でありながら,年別コレラ感染者数としては,戦後では昭和21年(戦後の引き揚げ期)に次ぎ,過去2番目の流行となっている(伝染病統計および検疫所業務年報による).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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