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特集 少子化時代への対応
少子化時代の社会と経済
著者: 宮澤健一1
所属機関: 1(財)社会保障研究所
ページ範囲:P.372 - P.374
文献購入ページに移動日本の人口の構成は,21世紀には高齢者1人に対して,現役世代2人・子供1人という姿になると見込まれている.つまり,現役世代2人で,高齢者と子供を1人ずつ抱えることになる.こうした姿を生む高齢化と少子化の問題の焦点は,前者が「高齢者介護」,後者が「子育て」にあることは,今日ほぼ常識となった.ところが両者を比べると,介護の問題はかなり世間の共通理解が生まれつつあるのに,子育て問題は,まだ意見が収れんしているとは言えない.なぜだろうか.どこに,性格の差があるのだろうか.
介護の場合には,老後の新たな型の不安とリスクとして,新しい対応のシステムづくりが社会に求められ,介護保険制度の創設を含め,社会的な合意が生まれつつある.
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