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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生59巻6号

1995年06月発行

文献概要

調査報告

運動中の青少年急死3例の検討

著者: 秋坂真史1 鈴木信1

所属機関: 1琉球大学医学部地域医療研究センター

ページ範囲:P.426 - P.428

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はじめに
 昨今は,職場などのストレス解消や肥満予防のため,あるいは母校や地元の栄誉をかけた学校対抗戦の過熱化,さらには若者を中心にJリーグなどのプロスポーツの人気沸騰などに刺激され,学校・地域・職場などで運動を始める青少年が目立ってきた.しかしその一方で運動中に急死する青少年例も然後を絶たず,スポーツ熱の高揚に比べ運動中の事故,とくに青少年の突然死に対する原因究明と予防対策は遅れをとっている感は否めない.
 日本体育・学校健康センターの報告によると,学校管理下における突然死数は例年100件前後を推移し,平成3年度は小・中・高等学校を合わせて117名存在したとしている1).このうち運動中は43件で36.7%を占め,最も大きい数字となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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