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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生59巻9号

1995年09月発行

文献概要

特集 地域リハビリテーション

地域リハビリテーションの計画と実践—近森リハビリテーション病院の取り組み

著者: 石川誠1 伊藤隆夫2 森下幸子3 高橋紀子4

所属機関: 1近森リハビリテーション病院 2在宅介護支援センターえのくち 3訪問看護ステーションちかもり 4老人保健施設いごっぱち

ページ範囲:P.601 - P.604

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 地域リハビリテーションとは「障害をもつ人々や老人が住み慣れたところで,そこに住む人々とともに,一生安全に生き生きとした生活が送れるよう,医療や保健・福祉および生活にかかわるあらゆる人々がおこなう活動のすべて」と日本リハビリテーション病院協会では定義している.この活動は,障害をもつ人々や老人のニーズに対し,身近で素早く,包括的で継続的,そして体系的に対応しうるものでなければならない.しかし現在の障害をもつ人々や老人への対応は極めて不十分な整備状況にある.
 障害者や老人のヘルスケアを川の流れにたとえると,上流から中流さらに下流への流れ,すなわち医療から福祉への流れがよどみなく流れていないことが問題となっている.上流はプライマリケアおよび急性期医療であり,中流は医療から福祉への連携点であり,下流は福祉の領域と考えて良いと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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