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結核とストレプトマイシン
著者: 加藤勝治1
所属機関: 1東京醫科大學病院
ページ範囲:P.1 - P.3
文献購入ページに移動この事状に鑑み,アメリカではハーヴアード大學の内科教授Keefer博士が,調査委員長となり,復員軍人行政團,陸海軍醫務部,合衆國衞生研究所,ツルドウ會治療委員會等の治驗例を調査したところ,約2,000名の結核患者に對し,ストレプトマイシンの效果が判定されるよう報告が得られたのである。最近日本占領軍總指令部は,これらの成續を綜説して,次のような覺書を,日本醫師會,および他の醫療機關に對し,發送した。即ち,(1)粟粒結核症患者には,ストレプトマイシンを使用することは望ましい。この種の患者では,使用中止後,約半數は生存し,また大部分の患者には,臨床的および,レ線的所見が消失する。
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