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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生6巻4号

1949年10月発行

文献概要

論説

體力の判定法

著者: 名取禮二1

所属機関: 1東京慈惠會醫科大學生理學教室

ページ範囲:P.204 - P.209

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 私達の身體の良否を示すような概念を體力と名づけると,體力の概念を分析檢討することによつて漸次體力の内容がはつきりし,又概念そのものが,はじめ漠然と云い表わしたものより詳細に規定されてくる。
 體格と云う言葉(これは笹川久吾教授により最近ここで體力と記するような意味に使われている)から體力と言葉が移り變つたことは,身體の言い表わしとしては力の概念に相應するものが,最重要因子であるとの考えがあつたからである。しかし體力は單に力の概念に相應するものばかりでなく,もつと別な種々の要素を含めた方が私達の身體の良否を示す全體的な表出としては妥當であろうと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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