icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生60巻12号

1996年12月発行

文献概要

資料

「障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準」と支障度との関連性についての一考察

著者: 中西範幸1 高林弘の1 楢村裕美1 多田羅浩三1

所属機関: 1大阪大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.895 - P.899

文献購入ページに移動
 高齢社会における最大の問題は,地域の全住民が介護に対する「皆リスク」を有することである.こうした背景を受けて,平成6年12月に高齢者介護・自立支援システム研究会が高齢者施策の抜本的な改革案として,「新たな高齢者介護システムの構築を目指して」と題する報告書1)をまとめ,改革の1つの重要な柱として従来の職権措置の手続きにかわる社会保険方式によるケア・マネジメントを提案した.このケア・マネジメントを効果的に運営し,実行性のあるものとするためには,介護リスクの普遍性に対して客観的な健康状態の評価は不可欠の要件となろう.
 本研究は老人の健康状態の具体的な評価に資することを目的に,老人保健福祉計画の策定に際して用いられた「障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準」と支障との関連について検討し,同判定基準の評価を行ったものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら