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保健行政スコープ
わが国の老人保健法による訪問指導の現状と課題
著者: 岸本益実1
所属機関: 1厚生省老人保健福祉局保健課
ページ範囲:P.148 - P.150
文献購入ページに移動「保健事業第3次計画中間見直しに関する意見」の中には,充実・強化すべき事項の1つとして訪問指導が取り上げられ,「訪問指導については,生活の場において,個々人の状況に応じて相談・指導を行うという点で効果的であり,特に,寝たきり予防を推進する上からもその充実・強化を図る必要がある.」とされている.また,痴呆性老人対策の推進の項で「保健事業の中では,健康教育,健康相談,訪問指導等において,痴呆性老人を対象として事業が実施されているが,家族への支援も含め,今後,より一層痴呆性老人対策を強化し,幅広い事業の展開を図るよう検討する必要がある.」ともされている.ここで今一度訪問指導事業における今までの成果などについて振り返ってみたい.
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