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特集 生活をささえる防災計画—阪神・淡路大震災の教訓
現代の防災計画—公衆衛生の立場から
著者: 高鳥毛敏雄1 高橋進吾1 多田羅浩三1
所属機関: 1大阪大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.238 - P.244
文献購入ページに移動今回の震災によって明らかになった最大の課題は,災害時における救急医療の対応と併せて,長期にわたる被災者の生活をどう支えていくかということであった,と思われる.この点,これまでの防災計画の中では,応急的対応(救護),経済的支援や生活の場(避難所,仮設住宅)の提供についての視点はあるが,生活を支える人的支援や自立への支援についてはその記載が極めて不十分であり,今回の震災の経験をもとに保健活動に対する十分な体制を準備する必要があると考えられた.
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