文献詳細
文献概要
連載 在宅高齢者ケアの支援システム—アセスメントとケアプランの試み・2
アセスメントからケアプラン作成まで
著者: 縄井詠子1
所属機関: 1北海道滝川保健所
ページ範囲:P.289 - P.293
文献購入ページに移動計画施行のなかで在宅ケアを担う多くの職種と機関が整備されつつあり活動が始まっている.一人の高齢者に対し,複数の援助者が対応する事例が多くなった.例えば,当保健所の難病の療養者をみると,多い人では8職種(保健婦,理学療法士,病院看護婦,病院栄養士,歯科医師,歯科衛生士,介護支援センター職員,訪問看護婦),6機関(保健所,市役所,病院,住宅介護支援センター,歯科医師会,訪問看護ステーション)がかかわりをもつ状況もみられている.重層したサービスの提供はケアの質を向上させるが,それぞれの立場で行われるサービスが,時として利用者やその家族を混乱に陥れ,各職種間の対立を引き起こすこともある.これらの実態の中から次のような課題が示された.
掲載誌情報