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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生60巻5号

1996年05月発行

特集 マルチメディアの保健活動への活用を考える

在宅医療とマルチメディア

著者: 近藤陽一1 宮坂勝之1

所属機関: 1国立小児病院麻酔科

ページ範囲:P.351 - P.354

文献概要

 在宅医療の適応が,中心静脈栄養,酸素吸入,人工呼吸管理と広がるにつれて,「定期的な外来診察,往診,電話,手紙」という従来型の患者と医師のコミュニケーション手段だけでは,不十分になってきた.特に在宅酸素や在宅人工呼吸管理の場合は,突然の機器の故障が避けられず,従来型のコミュニケーションでは緊急時の対応がむつかしい.
 われわれの施設では,6年前から電子メール,ポケットベルと連動した遠隔医療機器モニター,静止画像転送,テレビ電話などのマルチメディアを用いた新しいコミュニケーション手段を在宅人工呼吸管理に応用して成果を上げているので紹介したい.マルチメディアという言葉は定義があいまいであるが,ここでは,文字以外の音声画像を含むデータ通信手段という広い意味に解釈する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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