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らい予防法廃止と公衆衛生行政の反省
著者: 大谷藤郎123
所属機関: 1財団法人藤楓協会 2国際医療福祉大学 3厚生省公衆衛生審議会
ページ範囲:P.448 - P.449
文献購入ページに移動これに伴い強制隔離と終生収容を内容としてきたわが国独自の絶対隔離のハンセン病患者管理体系はあっという間に崩れ去り,らいの病名もハンセン病と改められた.ハンセン病の年間新発生はすでに10名前後であり,後遺症の人々が6,000人程度であることから,恐怖と差別の代名詞であった「らい」は法律も実態も名実ともにわが国から消滅した.
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