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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生60巻7号

1996年07月発行

文献概要

特集 交通事故の予防医学

ストレスと交通事故

著者: 鵜飼光雄1 川村光生2

所属機関: 1日本交通医学工学研究会 2愛知県立尾張病院

ページ範囲:P.465 - P.469

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 自動車の発明と普及は文明社会の構築に著しく貢献してきたが,モータリゼーションの進展に伴う交通災害の増加は人知が創造した交通システムの不完全さを示すもので,今や大きな社会的ストレスとなっている.
 ストレスという言葉はもともと物理学の用語で歪みを意味しているが,1936年セリエ(Selye H)はこれを始めて医学に適用し,生体に歪みを起こすものあるいは生体の恒常性を乱すものをストレッサーとし,これに対する生体反応をあわせた一連の変化をストレスと定義した1,2).しかし,ストレッサという言葉は日常あまり用いられず,ストレスという言葉で代用されていることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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