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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生60巻9号

1996年09月発行

文献概要

特集 歯周疾患の予防—8020運動の達成に向けて

高齢者に対する歯周治療—症例を紹介しながら

著者: 田中裕子1 丸山貴子2 長谷川紘司2

所属機関: 1東京都大田区牧田総合病院歯科 2昭和大学歯学部歯周治療学

ページ範囲:P.616 - P.621

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歯の喪失と高齢者のquality of life
 日本人の平均寿命は,男女とも急速に伸び,高齢化社会の到来が述べられて久しい.わが国が高齢社会を迎え,さらに社会における高齢者の様々な比重が大きくなるにつれ,高齢者のquality of lifeが大きな課題として,その内容が問われていることは当然である.そのひとつとして,咀嚼機能をいかに確保してゆくかは,歯科界のみならず社会全体として考えてゆかねばならない.
 現実の状況として年をとると歯を失うことによって咀嚼機能を大きく減弱させる実体については,程度の差こそあれ洋の東西を問わず世界共通のものである(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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